この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
後宮に蝶は舞いて~Everlasting love~第二部
第35章 出逢い~黄金の少女(おとめ)~

明基自身は王族の姫と婚姻したため、任官はできない。しかし、息子は任官が許される。地方にいては科挙受験のための教育もままならないと、彼は決断したのである。
それに伴い、妻清明初め、息子二人も家族揃って漢陽へと移り住んだという経緯があった。叔母清明は闊達な女性であった。両班家の奥方には珍しく、物怖じせずに物を言う。しかし、けして相手を不愉快にさせるのではなく、むしろ、そういった面では実に思慮深く控えめなひとだ。
それに伴い、妻清明初め、息子二人も家族揃って漢陽へと移り住んだという経緯があった。叔母清明は闊達な女性であった。両班家の奥方には珍しく、物怖じせずに物を言う。しかし、けして相手を不愉快にさせるのではなく、むしろ、そういった面では実に思慮深く控えめなひとだ。

