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後宮に蝶は舞いて~Everlasting love~第二部
第6章 蝶のいざない
 そこで、彼は息を呑んだ。河原に倒れ伏しているのは若い娘であった。彼には、あの銀の蝶たちが娘を運んできたように思えたけれど、実際にそんなことがあり得ようはずがない。現に、女の身体は全身ずぶ濡れで、明らかに河を流されてきたことを物語っていた。



 気の毒だが、この真冬に凍るような河を流れてきたとなれば、もう生命はあるまい。彼はまだ若い身空で儚くなった娘に憐憫の情を抱いた。このまま亡骸を捨て置くのは忍びない。放置すれば、山犬や烏の餌食になり、亡骸は無残な有り様になるだろう。
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