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後宮に蝶は舞いて~Everlasting love~第二部
第7章 発覚
 その何げないひと言に、何故か雪鈴は頬が熱くなる。コンはただ雪鈴の気性に好感が持てると言っているだけなのに、まるで〝好きだ〟と言われているような錯覚に陥る。




 そういえばと、今更ながらに気づく。コンと一緒にいると動悸がいつになく速くなり、頬どころか身体が熱くなる。彼と過ごす時間は刻を止めてしまいたいほど楽しく、彼が帰った後はまた明日の朝が来るのが待ち遠しい。彼が見つめるだけで泣きたいような、笑い出したいような矛盾した気持ちになる。
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