この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
後宮に蝶は舞いて~Everlasting love~第二部
第10章 再び春巡りて
 清明が悲憤の声を上げた。



「何てことかしら。実の娘を親がみすみす見殺しにするなんて、世も末だわ」



 コンは三日前の雪鈴の哀しげな貌を思い出していた。清明の室で三人で話していた最中、松の実粥にまつわる幼時の想い出を語った時、彼女は哀しげに泣いていた。



 あの時、彼女は優しかったはずの母に、実の両親に見捨てられた口惜しさと哀しさをまざまざと蘇らせていたに相違なかった。
/4629ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ