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後宮に蝶は舞いて~Everlasting love~第二部
第10章 再び春巡りて
 辛うじて持ち堪えた彼は雪鈴に訴えた。



「清明が苦しそうだ」



 しかし、内心はもう駄目だ、ここまでだと諦めの境地でもあった。建物かもしれないと一縷の希望を抱いて駆けに駆けてきたものの、現実は炭焼き窯の残骸だ。



 やはり、物語のようにそうそう都合の良い展開にはならないのだろう。半ば自嘲気味に考えていた時、地面を打つ雨音に混じり、雪鈴の必死な声が彼の耳を打った。
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