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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第30章 あの鐘を鳴らすのはあなた
年が明けて…

2002年1月1日朝7時頃であった。

イワマツグループの全メンバーたちは、出発する前に洋館の玄関前に集まった。

大番頭《おおばんと》はんは、全メンバーたちの前で新年のごあいさつをのべた。

「みなさま、明けましておめでとうございます。」
「おめでとうございます。」
「それではみなさま、お手をはいしゃく願います~イワマツグループとイワマツ家のご発展・ご繁栄・商売繁盛家内安全を祈って…よーっ〜」

このあと、大番頭《おおばんと》はんの音頭で三本締《さんぼんじめ》を行った。

「ありがとうございました~」

(パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ…)

「それではみなさま、これより出発いたします。」

その後、全メンバーたちはグリムスエイ島の空港ヘ向けて出発した。

空港に到着した後、滑走路に待機しているヴォンヴァルディア機に乗り込んだ。

それから30分後に、ヴォンヴァルディア機がグリムスエイ島の空港から飛び立った。

ヴォンヴァルディア機は、専用機が待機しているレイキャヴィーク・ケフラヴィーク国際空港へ向かった。

1月2日以降は、世界中を飛び回る日がつづく。

グリムスエイ島に帰る日は未定である。

私は、移動中のヴォンヴァルディア機の窓にうつるラングヨークトル氷河をながめながらCDウォークマンで歌を聴いていた。

歌を聴きながら考え事をしている私は、氷河を見つめながらつぶやいた。

イワマツを作る仕事…

自分自身の恋愛・結婚観…

そして…

私の今後の人生設計《ライフプラン》など…

考えることは山のようにあるけど、今日一日一日を大事に生きていこう。

この時、イヤホンから和田アキ子さんの歌で『あの鐘を鳴らすのはあなた』が流れていた。

イワマツを作るプロジェクトは始まった。

未来だけを見つめながら力強く生きていこう(オーッ!!)
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