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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第42章 しらけちまうぜ
さて、その頃であった。
またところ変わって、大阪泉佐野市《せんしゅうさの》のりんくうタウンにあるワシントンホテルにて…
ホテル内にある大型披露宴場でひとくみのカップルの結婚披露宴がひらかれていた。
結婚披露宴《ひろうえん》の主役は、ゆきさんの一人息子《むすこ》・君波哲人《きみなみてつと》(25歳)と大学にいた時に知り合ったカノジョ(24歳くらい)である。
出席者は、新郎新婦の共通の友人知人たちと新婦側の家の親族たちだけであった。
君波《しんろう》の家の親族たちは、ひとりも出席していなかった。
披露宴は、新婦さんの幼なじみの男性さんの司会で進行された。
披露宴の前半は、とごこおりなく無事に終わった。
話は、ビュッフェスタイルの立食パーティが行われている時であった。
哲人《てつと》のもとに大番頭《おおばんと》はんの妻・ゆりさんたちの母で哲人《てつと》の祖母《ばあば》のいとがやって来た。
いとは、ものすごく怒った表情で哲人《てつと》に言うた。
「哲人《てつと》!!」
「(哲人、おどろいた声で言う)ばあば。」
「これは一体なんなのよ!?」
「だから、大学の時に知り合ったカノジョと結婚するから…」
「哲人《てつと》!!」
「なんだよばあば〜」
「お前はどこのどこまで甘えているのよ!!」
「甘えてなんかいないよ〜」
「お前は、誰のおかげで京都の大学に行けたと思っているのよ!?」
「誰のおかげって…」
「大学で取り組んでいた研究が世に認められて表彰されたからカノジョと恋愛結婚《けっこん》したと言うけど…ばあばはお前とカノジョの結婚には大反対よ!!」
「だから君波《きみなみ》の家には招待状を送らなかったんだよ…帰れよ!!」
哲人《てつと》から『帰れよ!!』と言われたいとはカチンと来た。
「もう怒ったわよ!!哲人《てつと》!!結婚披露宴《ひろうえん》が終わったあと、すぐに実家《いえ》に来なさい!!」
「結婚披露宴《ひろうえん》が終わったら二次会があるのだよ〜」
「ばあばの言う事を聞きなさい!!」
「ふざけるな!!」
哲人《てつと》といとがひどい大ゲンカを繰り広げた。
結婚披露宴《ひろうえん》の後半は、カノジョのみで行われた。
予定されていた二次会は、都合により中止になった。
またところ変わって、大阪泉佐野市《せんしゅうさの》のりんくうタウンにあるワシントンホテルにて…
ホテル内にある大型披露宴場でひとくみのカップルの結婚披露宴がひらかれていた。
結婚披露宴《ひろうえん》の主役は、ゆきさんの一人息子《むすこ》・君波哲人《きみなみてつと》(25歳)と大学にいた時に知り合ったカノジョ(24歳くらい)である。
出席者は、新郎新婦の共通の友人知人たちと新婦側の家の親族たちだけであった。
君波《しんろう》の家の親族たちは、ひとりも出席していなかった。
披露宴は、新婦さんの幼なじみの男性さんの司会で進行された。
披露宴の前半は、とごこおりなく無事に終わった。
話は、ビュッフェスタイルの立食パーティが行われている時であった。
哲人《てつと》のもとに大番頭《おおばんと》はんの妻・ゆりさんたちの母で哲人《てつと》の祖母《ばあば》のいとがやって来た。
いとは、ものすごく怒った表情で哲人《てつと》に言うた。
「哲人《てつと》!!」
「(哲人、おどろいた声で言う)ばあば。」
「これは一体なんなのよ!?」
「だから、大学の時に知り合ったカノジョと結婚するから…」
「哲人《てつと》!!」
「なんだよばあば〜」
「お前はどこのどこまで甘えているのよ!!」
「甘えてなんかいないよ〜」
「お前は、誰のおかげで京都の大学に行けたと思っているのよ!?」
「誰のおかげって…」
「大学で取り組んでいた研究が世に認められて表彰されたからカノジョと恋愛結婚《けっこん》したと言うけど…ばあばはお前とカノジョの結婚には大反対よ!!」
「だから君波《きみなみ》の家には招待状を送らなかったんだよ…帰れよ!!」
哲人《てつと》から『帰れよ!!』と言われたいとはカチンと来た。
「もう怒ったわよ!!哲人《てつと》!!結婚披露宴《ひろうえん》が終わったあと、すぐに実家《いえ》に来なさい!!」
「結婚披露宴《ひろうえん》が終わったら二次会があるのだよ〜」
「ばあばの言う事を聞きなさい!!」
「ふざけるな!!」
哲人《てつと》といとがひどい大ゲンカを繰り広げた。
結婚披露宴《ひろうえん》の後半は、カノジョのみで行われた。
予定されていた二次会は、都合により中止になった。