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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第54章 てぃーんずぶるーす
時は、夕方5時半頃であった。

またところ変わって、大阪伊丹国際空港のVIP専用ロビーにて…

ゆみさんが帰って来たので、イワマツグループのメンバーたち全員がそろった。

ゆみさんは、メンバーたち全員に帰って来たことを伝えた。

「おまたせ~」

ゆりさんは、ゆみさんに声をかけた。

「ゆみ、お帰り…哲人《てつと》はどないなったの?」
「うちの頼みを引き受けたわよ~」
「引き受けたのね。」
「哲人《てつと》、(カノジョ)さんにソンケーされるようにがんばりますと言うて旅に出たわよ~」

ゆかさんは、ゆみさんに言うた。

「やれやれ、哲人《てつと》はだまされていることに気がついていないわよ〜」

ゆみさんは、ゆかさんに言うた。

「あれでいいのよ…難題をクリアできたあとになったら気がつくわよ…あれね…公則《まさのり》にも同じ任務を与えたわよ…」

ゆなさんは、困った声で言うた。

「えっ?公則《まさのり》さんにも同じ課題を与えたの?」
「そうよ…公則《まさのり》は温室育ちで温和な環境で育ったからアカン男になったのよ…そないに嫁はんがほしいのであれば、自分みがきをしなさいと言うてケンセイしといたよ。」
「(ゆなさん、困った声で言う)せやけど、それでうまくいくの?」
「うまく行くかどうかは、哲人《てつと》と公則《まさのり》の働き次第よ。」

ポムじいさんは『うむ、その通りじゃ〜』と言うたあとこう言うた。

「哲人《てつと》と公則《まさのり》は芯《しん》がめちゃくちゃ腐っているからコンジョウを叩き直さなアカン!!…ここはひとつ、静かにふたりを見守ることにしよう。」

ゆりさんは『そうね…そうしましょう。』と言うた。

大番頭《おおばんと》はんは『それではみなさま、出発準備を始めましょう。』と全メンバーたちに伝えた。

(ゴーッ…)

夜7時半頃であった。

イワマツグループの全メンバーたちが乗り込んだ専用機が大阪伊丹国際空港から飛び立った。

明日以降も、お仕事の予定がたくさんある…

次回、イワマツグループのメンバーたちが来日する予定は未定である。
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