この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
乳房星(たらちねぼし)−1・0
第183章 優しくて哀しくて
時は、夕方4時過ぎであった。

またところ変わって、福也《さちや》さんの実家の大広間にて…

家の大広間に福也《さちや》さんと麻里子《まりこ》と章弘《あきひろ》の3人がいた。

福也《さちや》さんは、ものすごく怒った表情で工場をクビになったことを麻里子《まりこ》に伝えた。

福也《さちや》さんから話を聞いた麻里子《まりこ》は、おどろいた表情で言うた。

「工場をクビになった…福也《さちや》、それは本当なの?」
「ああ、本当だよ!!」
「だけど、契約期間はあと22日残っているのよ。」
「主任《あのヤロー》は頭ごなしにクビだと言うたのだよ!!」
「福也《さちや》、落ち着いてよ〜」
「落ちついていられるか!!」
「福也《さちや》、主任さんはクビだと言うたけどつづきがあるのよ!!」
「つづきなんかないわ!!」
「あるわよ~」

端で話を聞いていた章弘《あきひろ》が怒った声で『つづきなんかない!!』と言うた。

「あの主任《アホンダラ》は、従業員さんたちをゴミあつかいしているのだよ!!あの主任《アホンダラ》はウソつきだから信用できん!!」
「おとーさん、それじゃあどうしたらいいのよ!!」
「アメリカの大統領が変わったので、世界経済が悪化した…日本《このくに》もケイキが悪くなった…どこへ行っても終身雇用なんかない…終身雇用と言うたら市役所《コームイン》しかないんだよ…」
「支所《やくば》へ戻りたいよ…広畑《ひろはた》には戻らないからな!!」
「戻らんでもええ…あんな工場《ボロ》なんかやめたらええ!!」
「おとーさん!!」
「福也《さちや》は、月〜金勤務で土日祝日《テイキュウビ》があるコームインの方が向いてるのだよ!!」
「分かったわ…それじゃあ、週が明けたらうちの知人に頼みに行くわ…」
「もうしまいにしろ!!」
「分かったわ。」

3人による話し合いは、ここで終わった。
/589ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ