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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第212章 シングル・アゲイン
時は、12時半頃であった。

きらめきコートのステージで行われていたカラオケイベントが終了した。

この時、ステージの前に大勢の観客たちが集まっていた。

同じ頃、フードコートに大勢の観客たちが入った。

外のサイネージ付近にも、大勢の観客たちが集まっていた。

フードコートの中にて…

イナ姐《ねえ》はんと私のお嫁さん候補だった小麦肌で極爆乳《おおきすぎるおっぱい》の女の子・クリスと一緒に大型スクリーンの前に座った。

「クリスちゃん、もうすく始まるよ。」

イナ姐《ねえ》はんは、クリスにやさしく声をかけた。

クリスは、さびしげな表情を浮かべていた。

またその頃であった。

イオンモールから少し離れた場所にあるありがとう夢スタジアム(FC今治のスタジアム)に超満員の観客たちが入っていた。

スタジアムに設置されている300インチの8Kサイネージにきらめきコートに設置されているステージが映っていた。

私は、12時半に案内の人と一緒に楽屋を出たあと集合場所へ行った。

到着後は、静かに出番を待った。

午後1時の時報のあと、映画『サウンド・オブ・ミュージック』のテーマ曲『ドレミの歌』がかかった。

同時に、出場する40組80人の経営者さまたちがステージに上がった。

総合司会の女性パーソナリティさんが出場する経営者さまたちを一人ずつ紹介した。

大勢の観客たちは、手拍子をしていた。

そして、最終40組の私は、東軍のトリを務める26歳のアパレルメーカーの女性社長さまと一緒にステージにあがった。

フードコートにて…

イナ姐《ねえ》はんは、クリスにやさしく声をかけた。

「よーくんがステージに上がったわよ〜」

クリスは、さびしげな表情を浮かべながら大型スクリーンを見つめていた。

それから10分後であった。

西軍先攻・東軍後攻で歌合戦が始まった。

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