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ビッケとビッチ
第4章 11月30日木曜日の夜…
 12

 だが…
 若いビッケは、この一度の射精位では物足らなかったようであった。

「はぁ、はぁ、はぁ…」
 仰向けに後ろに倒れ込み、絶頂感の余韻に喘いでいると…

「うわっ、ヤベ…」
 そう呟き、わたしが仰向けに倒れた勢いで抜けてしまったチンポを自ら掴み…

 ブチュ、ビチュ、ブリュル…

「っん、はぁぁ…」
 ビッケの精液まみれのアソコに、また、再び挿入れてきたのである。

 そして…

「んっ、はぁ、ん、や、んん」

 ブチュ、ニュチュ、グチュ…

 精液まみれの湿った音を立て…

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 激しくベッドを軋ませ…

 また激しく、今度は正上位で突いてきたのだ。

「はっ、ふっ、はっ、はっ、ゆ、悠里さぁん…」

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 ブチュ、ニュチュ、グチュ…

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 ブチュ、ニュチュ、グチュ…

「ん、はっ、はっ、はぁ、ん、び、ビッケぇ…」

 この荒々しく、激しい突きに、こっちがヤバい…

 また、再び、瞬く間に絶頂感を…

「っんっ、はぁぁっ、っくうぅぅ……」

 だが、さっき出したせいなのか、彼は、和哉くんは、ビッケは…

 全然余裕で攻め、突いてくる。

「は、ぁぁ、や、や、あぁ……」

 わたしがヤバかった…

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 ブチュ、ニュチュ、グチュ…

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 ブチュ、ニュチュ、グチュ…


「ん、ぁぁぁ………………」

 絶頂感で意識が一瞬、飛んでしまう…


「ぁぁ………………」




「…………ん………ぁ……あぁ……」

 ふと、意識が戻ると…

「はぁ、はぁ、ふうぅ…」
 傍らでビッケが息を荒げ、腰の動きを止めて…

 いや、抜いて…

 両脚を…

 まだ黒いストッキングを穿いたままの両脚を抱え…

 わたしの顔を見下ろし、見つめていた…

「………っ、あ、や…」

 恥ずかしかった…




 
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