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みんな大好き♡中華まん男子
第3章 身も心もヒリヒリ…スパイシー辛口カレーまん男子
「だったら、最初から作れば良かったんじゃ!」
正弥の眉が、ピクリと上がる
「作れるの?最初から?」
うわっ!手厳しい…
「でも!一人じゃ無理だけど、一緒に作れば出来るじゃん!」
「君が勝手にカレー作る言って、材料買って来たんだろう。」
そう言い放ち、キッチンから離れて行く。
「だから、それは正弥がカレー好きだって言ったから~。ひぃっ!」
正弥は眼鏡越しに、ギロリと睨み付け
「さっきから…自分のミスを棚に上げて『でも』『だから』ばっかり言ってるな。言い訳する前に、手を動かせよ。」
「はいぃぃ~!」
クルリと、向きを変えて野菜を洗う。