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12歳年下の彼とクリスマスする話
第10章 彼と私のクリスマス

「んぁ…っ、そう…だよ…?
クリスマス限定だし…、
港斗君専用の…サンタ…だし…」

『巴さん…』

捲っていたスカートを
彼の手が戻して来て。
ホッ…としたのもつかの間で。
彼の手がワンピースの下に入って来て。
直接お尻をナデナデと、
撫でつけられてしまう。

『折角ですし…、
聖夜限定の僕だけの
可愛い巴サンタさんを
サンタさんの状態で…
堪能しないと失礼ですから…』

いや…確かに、彼が言うのは
一理ある…ような…気がする。
折角、今日の為に用意した
サンタのコスチュームなのだから。

プレゼントのラッピングを
バリバリと剥がす様にして、
あっという間にひん剥かれてしまったら。

Amazonで買った安物の
サンタコスも…浮かばれない感じに
なってしまいかねない…から…。

身体を彼の方に向き直させられて、
ソファの上の彼の前で
向かい合って立つ恰好になると。
自分の膝の上に乗る様に促されて。

ソファの上の彼の足の上に
巴が乗って、対面座位の姿勢になる。

『巴さん…、上だけ…
脱がせて良いですか?』

「あ、…上…脱いだら…見えちゃう…」

ストンと…上に着ていた
ショート丈の…上着の肩を
彼の手に落とされてしまうと。

ベアトップの
ワンピースだけが残って。
上着は腕に引っかかってるんだけど。

そうなってしまうと…、
当然…、下に着てる
ベビードールの肩紐が…丸見えになる。

明らかに…サンタのコスとは
布が全然違う感じだから。
サンタコスの紐には…、
どう考えても到底見えない訳で…。

『巴さん…これ…なんですか?』

クイッと指をその肩紐に
引っ掛けられてしまって、
何の紐なのかと問われてしまった。

「だっ、…だから…
そ、それは…下のショーツと…
お揃いになってる…やつの方…の…
ひ、紐…なんです……」

と…最後の方は尻すぼみになりながら
巴が…そう…返事をして来て。

『さっきのあの…えっちな……感じの
ショーツと…お揃いの…上なんですか?
折角、可愛いサンタさんを
じっくり楽しみたいって思ってるのに。
サンタのコスチュームを、
脱がせたくなることするの…狡いですよ?』

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