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12歳年下の彼とクリスマスする話
第2章 やっぱり…いつも通りの土曜日


『まぁ…僕がもう…後5年とか
6年位…早く生まれてば…、
巴さんをそんな風に…悩ませる事もなく
僕と…結婚するって事にも、
同意してくれたのかなって思ったら…ね。
僕だって…、そんな事…
考えたりも…しちゃいますけど…』

スッと…いつの間にか…
零れてしまって居た涙を
彼の指で拭われてしまって。

ちゅぅ…と…後から零れて来る
涙も…その唇に掬われてしまって居た。

『ああ、じゃあ…あれですよ…
結婚するんじゃなくて、付き合うのなら
良いんだったら、付き合ったままで。
籍だけこそっと入れちゃうとか』

「いや…港斗君…それは…
こっそり入れたとか入れないとか
って問題じゃなくて……ね…」

『まぁ…、今すぐ…巴さんに
それに首を縦に振れとは
僕だって言いませんよ…。
僕は…巴さんしか考えられませんし。
巴さんが…良いんですからね?』

ガバッっと…自分から
港斗の身体に巴が抱きついて。

『と…巴さん…ッ?』

「港斗…くん…っ、好きっ…」

『巴さん…、僕も…好きです…。
僕は…巴さんが…好きなんです』

こっちが抱きついて居たはずなのに
彼がこっちの背中の後ろに腕を回して来て。
マットレスの上で横になっていた身体を
彼の…見上げる体勢にされてしまって居て。

そのまま…痛い位に
ギュウウウと抱きしめられてしまって。

その…腕の力の分だけ…
ぎゅうう…と自分の胸が
締め付けられて…息が…
詰まりそうになって苦しくて…。

それで…実感…してしまって居た。

もう…こんなにも…私は…彼が…。

港斗…君の事が…好きなんだって。

好きで…好きで…大好きで…仕方ないんだって。

『巴さん…ッ…このまま…
もう一回…しても…いい…ですか…?
……今度は、…ちゃんと…ゴムするんで…ッ』

そう…言葉を途切れ途切れにさせながら
彼が…私に告げて来た…言葉の
裏側が…見えてしまって…ッ。

「うん…来て?…抱いて…?港斗君」

はち切れそうな程に…そそり立ってる
その怒張に…ゴムを被せて。
そのまま…一気に…私の中に
彼が…自分を沈めて来て…深く…。

深く…お互いの名前を呼び合いながら。

求めあう様にして…身体を重ねた。


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