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ふたりの娘
第3章 背伸び
「ユイちゃん、足届く?」
「うん、爪先立ちだけどねw」
「背伸びしてるんだw」
ニコッと笑うと、結衣子はまた水の中に潜っていきました。そして私の足を引っ張り、水の中に引きずり込みました。結衣子は水の中で私に抱きつきました。私は急に自由を奪われ、結衣子と一緒に海の底に沈んでいきました。そのとき、私は結衣子の顔を見ていました。結衣子も私を見つめ、微笑んでいました。そして結衣子は一瞬のあいだに、水の中で私にキスしました。

それは一瞬のことで、単なるアクシデントだったかも知れません。そして結衣子はそのあと、私の頭を抱くと自分の胸に押し付けました。私は結衣子の身体と胸の柔らかさを初めて知りました。一瞬甘美な感覚に包まれましたが、私は息が続かなくなり結衣子の背中をタップしました。やっと結衣子が力を抜くと、私は水面に顔を出し、大きく息を吸いました。やっと落ち着いてまた波間に漂っていると、結衣子も水面に顔を出しました。そして同じように私の肩を掴み爪先立ちになると、なぜか勝ち誇った顔を向けていました。

「…ユイの勝ちだねw」
「…何が勝ちなの?」
いつもの結衣子の悪戯な顔に、私はさっきのキスは単なるアクシデントだったと思いました。結衣子はいつものお転婆な娘でした。結局その日は一日ひとしきり海を遊び尽くし、私は夕方にはくたくたになっていました。

「あー遊んだ、遊んだ!」
「満足した、ユイちゃん?」
「うん、大満足!」
私は結衣子が楽しんだことに満足していました。そしてデッキチェアを片付け、私たちは部屋に戻ることにしました。もう夕方の4時になっていました。

「お父さん、先に帰ってて」
「どこ行くの?」
「ユイ、おしっこw」
そう言うと結衣子がパーカーだけを羽織ってホテルのトイレに走って行きました。私はその姿を見送ると、全ての荷物を持って先に部屋に帰りました。
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