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ふたりの娘
第3章 背伸び
「おしゃれな髪になりましたね」
「似合ってますか?」
「ええ、髪色はお父様とお揃いですか?」
前回の若い女性のバーテンダーさんが、結衣子に話し掛けてくれました。結衣子は嬉しそうに返事をしています。カウンターの前には結衣子が頼んだピザやお寿司が並んでいました。

「なんでお父さんってわかるんですか?」
「よく似てらっしゃいますよ」
「えー、そうなんですか?!」
私は黙ってふたりの会話を聞いていましたが、似ていると言われ少しびっくりしました。結衣子は成長するにつれ、母親に似てきました。しかし160センチもない母親に比べ、背はずっと高くなっています。娘は父親に似ると言いますが、私の知らない結衣子の父親は背が高いと聞いていました。

「おふたりとも背が高いですよね」
今度は私の顔を見てバーテンダーさんが話を続けました。結衣子も私の方を向き、顔を見つめています。

「私はそんなに背が高くないですよ」
少し苦笑しながら私は答えました。

「えー、ふたりともスタイルも素敵です」
「いやいや、娘は確かにいいかも知れませんが…」
「あたし、お父さん似ってよく言われます!」
結衣子が会話に割って入りました。そして私の腕を取ると、ふざけて顔を寄せてきました。

「年の離れた恋人ですねw」
「えー、やっぱオジさんは嫌ですw」
結衣子とバーテンダーさんが笑いながら軽口を叩いていました。私は苦笑しながら目の前のビールを飲んでいました。いつしかふたりの話題は洋服になっていました。

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