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第7章 新しい生活

「あの、ここは女子寮なので、男性は入れない決まりなのですが……」

美鎖は控えめに主張する。

返事をしたのは雪影だ。

「愛しい新妻の部屋はどんなものか見ておきたいじゃないですか。男子禁制とはいっても、どこぞの輩が忍び込むかもしれません。しっかり自分の手で結界を張っておかなければ」

――忍び込む輩というのは雪影たちの方ではないのか。

そう美鎖は思ったが、口に出すのはやめておいた。