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蛇神様の花わずらい
第13章 着付け室にて
気づくと、雪影が美鎖の体を清めてくれていた。

「あ……」

起き上がろうと手をついたが、くにゃりと力が抜けてしまう。

「寝ていていいですよ。このところ体に負担を強いてばかりでしょう?」

主に蛇神様三人のせいなのだが。

毎日代わる代わる抱かれて、しかもそれぞれが底知れない体力の持ち主である。
いくら若いといっても、美鎖も限界がある。

「でも……」
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