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蛇神様の花わずらい
第13章 着付け室にて
雪影の顔が、もう数センチ前に迫っている。

「んー、そうですねぇ。雪影さん大好き、愛してるって言ってくれたらいいですよ」

にっこり微笑まれる。

美鎖の顔が爆発的に赤くなる。

「な……」

「言ってくれないんですか?」

べろり、と頬を舐められた。

「ひゃ……っ!」

目をつむる美鎖に、雪影はふふふと笑いながら首筋に口づける。
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