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第16章 穂波の悩み事

「ふ、ぅえ……っく」

「どうしたの？」

穂波が慌てて顔を覗きこんでくる。

「恥ずか、し、くて……」

自分でおねだりして、こんなに感じている。
もっともっとして欲しいとさえ思っている。

いつの間にこんなに淫らな体になってしまったのだろう。

「どうして？ すごく可愛いよ？」

穂波は美鎖の目蓋に口づけた。
涙の粒を吸いとっていく。