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蛇神様の花わずらい
第18章 暗夜の闇
「そんな……ひどい……」

美鎖の呟きに、小太郎は呆れたように半眼で答えた。

「何言ってんだよ、そっちだって似たようなことしてんじゃん」

美鎖は言葉につまった。

昔、蛇を使った呪術もあったということは、巫女の一族として知っている。

美鎖は実物を一度も見たことがないけれど、神通力の類いを一切持たないせいで知らされていないだけかもしれない。

祖母は今でも、裏でいろいろとやっているようだし。
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