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第19章 ともだち

「寮の管理人さんも、美鎖のことばっかり見てるし」

「そ、そうかな……？」

ピンクの割烹着を着た雪影は寮の人気者だ。
しかし、毎日美鎖が郵便物チェックをされていることを、皆は知らない。

「他にも、構内のカフェの店員さん。あの背の高い人。美鎖の知り合いっぽいけど、なーんかそれだけじゃないっていうか」

暗夜はこの前、パフェを注文したら、オマケでトッピングを増やしてくれたっけ。

「なんかあったでしょ？」