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蛇神様の花わずらい
第20章 蛇神様の巫女
思いきって自分から舌を差し出してみる。

いつもされている時はどうしていただろう。
思い出しながら、柔らかい唇の合間に滑り込ませた。

固いものに当たる。
たぶん前歯だ。

その奥に進もうとすると、温かく蠢くものに出迎えられた。
試しに軽く吸いついてみる。

ひくっ、と、暗夜の喉が震えた気がした。

これは少し面白いかもしれない。
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