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蛇神様の花わずらい
第3章 初夜 1
指ですらあんなにキツかったのに、こんな極悪なものが中に入る訳がない。

雪影が優しそうな顔をしているぶん、下半身の生々しさに酷いギャップを感じて、美鎖は裏切られたような気分になる。

「む、無理です……」

雪影はにっこり笑う。

「ちょっと我慢してくださいね」

美鎖にもだんだんわかってきた。
穏やかな話し方に反して、雪影は絶対に引きさがってくれないのだ。

ぐっ、と、雄槍が押し付けられる。
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