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蛇神様の花わずらい
第1章 プロローグ
美鎖は胸を押さえつけて、荒い息を必死で整えた。
少し落ち着いてから、こっそりトイレに向かう。
やはり、濡れていた。
拭ったティッシュを流しながら、美鎖は自己嫌悪で壁に頭をこつんとぶつけた。
なんでこんな夢を見てしまうんだろう。
自分が酷いフシダラな女みたいだ。
美鎖が通っているのは、全寮制の超お嬢様学校だ。
ごく少数の名家の子女だけが集められている。
ちょっとお金を持っているだけのお受験熱心な家では、この学園の存在すら知らないだろう。
そんな特殊性からか、生徒たちも生粋のお嬢様であり、恋愛に憧れはしても、性に関しては潔癖だった。
少し落ち着いてから、こっそりトイレに向かう。
やはり、濡れていた。
拭ったティッシュを流しながら、美鎖は自己嫌悪で壁に頭をこつんとぶつけた。
なんでこんな夢を見てしまうんだろう。
自分が酷いフシダラな女みたいだ。
美鎖が通っているのは、全寮制の超お嬢様学校だ。
ごく少数の名家の子女だけが集められている。
ちょっとお金を持っているだけのお受験熱心な家では、この学園の存在すら知らないだろう。
そんな特殊性からか、生徒たちも生粋のお嬢様であり、恋愛に憧れはしても、性に関しては潔癖だった。