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禁愛
第9章 気持ちの変化
「オシャレなバーだね」

「独身時代良く来てたの」

和歌子が連れてきてくれたバーはとても感じの良い落ち着いた感じの
店だった。

そこで、お酒も入り色んな話もした。

「そういえば、立花さんとはどうなってるの?」

「あっ…会ってないの…」

「えっ??どうして??」

事情を和歌子に話した…。

そして、この前の美和の事、優に話した事すべてを話した。

和歌子は最後まで黙って聞いてくれた。

栞奈が話終えると、

「そんな事があったのね…でも…栞奈…」

「何?」

「あなた、少し勝手すぎない?」

和歌子から、厳しい言葉が飛んだ…。

「淋しかったから立花さんと関係を持ったの?
 寂しかったから、立花さんを好きになったの?」

「淋しか…」

和歌子は栞奈の話を遮って話した。

「淋しかっただけじゃないとしても、立花さんの話は何も聞いて
 無いんでしょ?一方的に話ただけでしょ?それで、忘れて下さいってのは
 ちょっといい加減じゃない?」

「そうよね…分かってる…」

和歌子の言っている事は正しかった。

「栞奈、今すぐ、話し合うべきよ…!」

「今すぐ?」

「そう!あなたも、気持ちは全く無い訳じゃないでしょ?
 すっぱり忘れられたの?」

「・・・・・・」

和歌子は栞奈の様子を見て…

「栞奈、最近痩せたのもそのせいじゃないの?顔色も悪いみたいだし…
 寝れてないんじゃないの?それに、最近度々、目を腫らしてくるじゃない?」

「それは…」

「メイクで隠しても駄目よ!私なら分かるわ…
 あなたも辛かったと思うけど、立花さんも栞奈以上に苦しんでると思う」

栞奈はどうしていいか分からなかった。

「栞奈。優さんとの生活を壊したくない気持ちも、優さんを傷つけたく無い
 気持ちも分かるわ…でも、それ以上に自分の気持ちに嘘は付いてはダメ!
 苦しいと思うの…とってもね、本気になっちゃイケない…
 家庭がある…だからこそ、ちゃんと話すべきよ…」

「でも…」

「どっちも手に入れようなんて出来ないのよ…栞奈…
 あなたが優さんを選んだのなら立花さんにはちゃんと話すべき…
 立花さんを選ぶのなら、優さんとは離婚するべき!」

和歌子にハッキリと言われ、栞奈は黙るしかなかった…。

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