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禁愛
第14章 展開
「あっ…ちょっと待ってて…」

栞奈は外に出て、電話をしに行った。

電話を掛けた相手は和歌子だった。

「どうした?今日はデートでしょ?」

「お願いがあるの…」

「何?」

「明後日休み貰えない?」

「何かあったの?」

亨の店の開店の事を告げ、少し手伝ってあげたいと伝えると

和歌子は快諾してくれた。

電話を切り、亨の所へ戻ると資料を眺めていた。

「亨…」

「あぁ、ごめん…ここに来るとダメだな…つい仕事モードだ…そろそろ行こう」

店を出て車に乗り込んだ。

「明後日…私…手伝いにきちゃダメ?」

「えっ??大丈夫だよ…仕事あるだろ?」

「さっき休み貰ったの…」

亨は、驚いた表情を見せたがすぐに笑顔に変わり

「じゃぁ、頼もうかな…前の従業員だけだと人数足りないんだ…」

「任せて!」

明後日、栞奈も亨を手伝う事にした。

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