この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁愛
第5章 葛藤
「ねぇ、栞奈、この前の朝なんだけどさぁ…」

ビクッ!!

『何?まさか…見られた?』

和歌子の目は栞奈にまっすぐ向けられる・・・

ドックン!ドックン!

「この前の朝?…どう・・したの?」

「栞奈、顔色悪いけど大丈夫?」

「えっ?ええ…大丈夫」

動悸は鳴りやまらず…和歌子の言葉を待った。

「この前の朝、栞奈…」

バレタ…見られてたんだ…。そう思うと栞奈の手は小刻みに震える…

「栞奈、大きな声で歌いながら洗濯干してたでしょ?私、ゴミ出してた時に聞こえちゃったぁ、気を付けなさいよーー!」

「へっ・・・?」

ぽかんとし和歌子の顔を見る…。

「何?私の顔に何かついてる?」

「ううん。。ごめん…気を付けるよ!天気が良いと気持ち良くてさぁ」

笑ってごまかし、栞奈は安堵した。

しかし、手は震えが止まらず、安心させようと紅茶を飲もうとし、
カップを落としてしまった。

ガチャーーン!!

「ちょっと!大丈夫??動揺し過ぎよーー!」

「アハハハ…ごめん」

愛想笑いを浮かべ、床を掃除した…栞奈は泣きそうになっていたが
必死にこらえた。

『良かった…バレテなかった…』

/248ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ