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禁愛
第7章 切恋
それから2年後・・・。

久しぶりに中学の同級生の男メンバーで集まった。

「そういえばさ、栞奈って今何してんの?」

「あぁ、岸田?」

岸田は栞奈の旧姓だ。

「あぁ」

「結婚したみたいだよ」

亨は衝撃を受ける・・・

『ウソだろ・・・結婚?』


「立花?おーーい!」

ぼーっとしていると呼び掛けられ我に返る

「いつ?結婚したの?」

「去年って言ってた」

「そうか・・・」

それから、亨はあの時追いかけなかった自分に後悔していた。

そして、今年、同窓会の招待状が届き、会場で栞奈を見つけると

見かけた時の栞奈よりさらに色っぽくなっていた。

セクシーなワンピースを着て、スタイルかなり良くなっていた。

昔から栞奈の周りには人が居て、アイツはいつも笑顔だった。

今もそうだ・・・笑顔でみんなを楽しませる。

正直、他の女なんて目に入らなかった。

子供は?なんて普通の話しか出来ず・・・

自分に腹が立った。

栞奈がフラフラとトイレに行くことを確認し、心配になりついていった。

『あいつ。飲みすぎたんじゃないか?』

トイレの前に立っていると栞奈が出てきた。

その姿を見たときは、正直、抱きしめたいって思った。

トイレの中へつれてき、強引にキスをする・・・

栞奈の唇は柔らかくて心地よかった。

『旦那に、良くしてもらってないんじゃないのか?
 何か、嫌な事抱え込んでるんじゃないのか?』

そんな不安が頭をよぎる・・・。

帰り際、栞奈に電話番号を渡したが、連絡は来ないと思っていたが、

あの日連絡が来て、本当に嬉しかった。

栞奈の泣き声を聞くと一気に抱きしめたい気持ちでいっぱいになる。

家は割と近くてビックリした。

あの日、栞奈と一つになって増々、離したくなくなった。

泥棒に入られた時も、自分を頼ってくれたことが凄く嬉しい。

ただすぐに帰って来ない旦那に無性に腹が立った。



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