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禁愛
第7章 切恋
亨は、栞奈の体を拭いてやると、栞奈は体を起こした。

毛布から少し出てる亨の足からこの前の傷が見えた。

抜糸は終わったと言っていたけど痛々しい。

栞奈はその傷をそっとさわる・・・

「どうした?」

「ごめんなさい…私のせいでこんな…」

亨は栞奈を抱きしめた。

「気にするな、お前のせいじゃない…」

「でも・・・私が・・・あの時・・・」

亨は言葉を遮るようにキスをした。

唇を離し、

「お前じゃなくて良かった、俺で良かった、それにこんなの男の勲章だよ!」

亨は笑顔を見せる。

「ホント・・・お前じゃなくて良かった」

栞奈をきつく抱き締めた。

『立花君…私は、このままあなたとこうして居たい…
 でも、またあなたを傷つけるのが怖いの…勝手でごめんなさい。
 これで、会うのは最後にしよう…だから、今だけは今だけはこうさせてて…
 本当にごめんなさい…』

栞奈は、亨と会うのを最後にしようと決めた。

自分の家庭を壊したくないという事では無い、亨を思っての事だった。

栞奈も亨に惹かれていた。しかし自分には夫が居る

重荷になると思い、自分よりもっとふさわしい人が居ると思った。

「ごめんなさい…」

小さく呟くと、亨は傷の事を言ってるのかと思ってる

「良いんだって、もう気にするな」

『ごめんなさい…』

二人は抱きしめ合いキスをした。

『これが最後のキス…』

栞奈は涙を必死にこらえ、亨とのキスを唇に刻んだ。
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