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【全話版】ストリート・キス
第7章 彼女ルールのおさらいと招かれてセックス
サラダや煮物や揚げ物やらの酒の肴が盛った皿を彼女が次々に運んでくる。和やかな雰囲気だ。覚悟していたような緊張感はそこには無かった。
酒を飲みながら、僕と彼女と彼女のご主人とで、いったい何を話したのか?大した話はしなかったと思う。仕事のちょっとした話題やテレビ番組のことなど、どうでもいいような雑談だ。
彼女と同い年のご主人は、自分の妻が招いた客に対し、詮索めいた質問を一切しなかった。静かにマイペースで日本酒を飲んでいるだけ。けっこうな酒量だったはずだが時間が経っても酩酊しているように見えない。口数は少なかったが、僕を無視するのでもなく積極的に会話するつもりもなく、ただいつものように休日を過ごしている、そんな雰囲気だ。
「そういえば…」
「翔太は友だちと遊びに行ってるわ」
僕の疑問を先読みしたらしい。翔太というのは息子さんだ。
一時間ほど経った頃、手酌で呑んでいたご主人が立ち上がった。
「僕はこれで」
奥のドアから出ていった。ご主人はふらついたりしていなかったが僕はけっこう酔いが回っていたと思う。
いつの間にか彼女がすぐ隣に座っていた。
「ねえ…」
酒を飲みながら、僕と彼女と彼女のご主人とで、いったい何を話したのか?大した話はしなかったと思う。仕事のちょっとした話題やテレビ番組のことなど、どうでもいいような雑談だ。
彼女と同い年のご主人は、自分の妻が招いた客に対し、詮索めいた質問を一切しなかった。静かにマイペースで日本酒を飲んでいるだけ。けっこうな酒量だったはずだが時間が経っても酩酊しているように見えない。口数は少なかったが、僕を無視するのでもなく積極的に会話するつもりもなく、ただいつものように休日を過ごしている、そんな雰囲気だ。
「そういえば…」
「翔太は友だちと遊びに行ってるわ」
僕の疑問を先読みしたらしい。翔太というのは息子さんだ。
一時間ほど経った頃、手酌で呑んでいたご主人が立ち上がった。
「僕はこれで」
奥のドアから出ていった。ご主人はふらついたりしていなかったが僕はけっこう酔いが回っていたと思う。
いつの間にか彼女がすぐ隣に座っていた。
「ねえ…」