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【全話版】ストリート・キス
第8章 昼下がりの公園でセックス〜あなたの子どもが欲しいの
自分の立場を棚に上げ、僕は彼女の夫に対し、どうして妻を抱かないのか、どうして子どもの相手をしないのか、あんなに素敵な女性なのに、可愛い男の子なのにどうしてと腹が立ったものだ。でもそれは彼女の家族の問題だ。僕ごとき若造が出しゃばるのはどうかしている。だから僕は自分の思いを口に出さなかった。
しかし、一度だけ、どんなタイミングだったのか忘れたけれど、彼女がポツリとこんなことを言った。
「昨夜、急に夫に迫られちゃって、気持ち悪いから拒否しちゃった」
ずうっとセックスレスであるとは以前に何となくフワッと聞いていたけれど、夫婦のそんな生々しい話題を彼女が口にするのは珍しかった。こんな時にどんな返事をしたらよいのかわからず「そうなんですか」などと、思わずつまらないセリフを口走ってしまった。その時の彼女が僕に対してどんな返事を期待したのか?わからない。
しかし、一度だけ、どんなタイミングだったのか忘れたけれど、彼女がポツリとこんなことを言った。
「昨夜、急に夫に迫られちゃって、気持ち悪いから拒否しちゃった」
ずうっとセックスレスであるとは以前に何となくフワッと聞いていたけれど、夫婦のそんな生々しい話題を彼女が口にするのは珍しかった。こんな時にどんな返事をしたらよいのかわからず「そうなんですか」などと、思わずつまらないセリフを口走ってしまった。その時の彼女が僕に対してどんな返事を期待したのか?わからない。