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人質交換を託された女
第11章 眠りから覚めた遺伝子
男の視線を感じ、目を開ける。私の揺れる胸、縄で縛り上げられた上体、首筋を滴る汗、そして恍惚に身を任せる表情を眺めているようだった。

男の小刻みな動きが、私の敏感なところを刺激していた。力が抜け、「ン…ン…」と吐息を漏らしてしまう。

「見ろ…」
リーダーの声がして、私は視線をそちらに向けた。

リーダーは佐伯さんの体に覆いかぶさり、うつ伏せの彼女に肉体を密着させた。

「挿れられて…潮を噴いているぞ…」

男の言葉に佐伯さんは虚ろな目で私を見ていた。
確かに腰の力が抜ける度、何かが裂け目から出ていることは認識していた。

「ンンンッ…!」と私は大きな声が出てしまう。
補佐役の男根が最深部まで挿し込まれ、グイグイと奥に進もうとする。

その姿を見た佐伯さんは、「ふぅふぅ…」と鼻から荒い息を吐き出し、身をよじっていた。そして彼女の腰が滑らかに左右に揺れていた。
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