この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
人質交換を託された女
第14章 惜別の品
髪を後ろに結んだスカーフを外し、頭を振り、たとえ苦しい汗を吸い、艶を失った髪でも、自由にさせてあげたかった。スカーフは脱がされたばかりのシャツの上に、そっと置いた。ここに来た時の衣服は全て剥ぎ取られ、一糸まとわぬ姿となっていた。

「ふぅ…」と鏡の前で大きく溜息をついていた。

彼女に貸してもらった服は、どれもスリム過ぎるもので、私にはきつかった。キャミソールとショートスパッツは体への締めが強く、着用するのを断念した。もうすぐ身にまとうタイトな衣服を考えれば、肉体に余裕を持たせておきたかった。

他の行員女性と同じ外見になるようにした。シャツの上からベストを羽織り、スカートに黒のストッキングを穿き、皺のないスカーフを首に巻き、見た目は地味な銀行員になっていた。
/237ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ