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第18章 炎の誓い

ぐったりとした放心状態の体を抱えられた。首がだらりと下に垂れ、彼の表情を見ることができなかった。

「2人でゆっくりと話そう…」という彼の声が聞こえた。

彼の言葉に両脚を擦りつけようとする。その拍子でショートパンツが太股を滑り落ちていた。

彼は私を抱きかかえ、リビングを後にする。彼の歩調に合わせ、視界がグラグラと揺れるようだった。廊下を歩き、扉が開けられた。心地いい香りが鼻に届く。そこは寝室だった。癒しを求めた空間だった。室内はカーテンが閉められていたため、薄暗かった。

開いた扉が彼の背中に押され、パタンと閉められた。私の呼吸が心音を消したがっているように早かった。

そっと私の体が下ろされ、親しみのある感触がお尻に触れた。それはクッションだった。首の位置を元に戻せば、私はドレッサーの前に座っていた。