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人質交換を託された女
第4章 交渉
事務スペースでは電話がひっきりなしに鳴っていた。何度も何度も鳴り、犯人グループは電話に出ることはない。

捜査本部は私の置かれた状況を十分、把握できているはずだった。人質交換をするきっかけがないまま、私も人質になってしまったと。後ろ手に縛られた手首を解きたくて、首を後ろに向け、意識を体の後ろに集中させる。行員たちを助けたくて、ここに来たのに、何もしてあげられない。犯人たちの前で自ら抵抗を諦め、腕を後ろに回し、彼らの手に堕ちてしまった、その悔しさに、この拘束に全く歯が立たない無念さに、目頭が熱くなる。
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