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人質交換を託された女
第5章 積み上げれた賭け金
リーダーの男はすぐに「ダメだ…」と告げる。そして「熱いだろう…ジャケットを脱げ…」と勧めてくる。男の意図を読み取れず、戸惑いながらも、大人しくジャケットを脱いだ。上は白のシャツだけになった。
「正直に答えてくれ…」と問われ、私は素直に頷いた。そして男は銃口でロープの流れとそのポイントを指し示し、「楽にしてやれ…」と私の背後の男に伝えた。
両脚を座面に括り付けていたロープが解かれ、足首を椅子の根元に繋ぎ合わされていたロープも解かれる。だが私の両太ももをしっかりと縛るロープ、足首を縛るロープは健在だった。たとえ逃げようとしても歩けず、すぐに捕まってしまう状況には変わりなかった。この男の意図が本当に読み取れない。
リーダーの男が、椅子に座る私と同じ高さで、目線を合わせる。
「正直に答えてくれ…」と問われ、私は素直に頷いた。そして男は銃口でロープの流れとそのポイントを指し示し、「楽にしてやれ…」と私の背後の男に伝えた。
両脚を座面に括り付けていたロープが解かれ、足首を椅子の根元に繋ぎ合わされていたロープも解かれる。だが私の両太ももをしっかりと縛るロープ、足首を縛るロープは健在だった。たとえ逃げようとしても歩けず、すぐに捕まってしまう状況には変わりなかった。この男の意図が本当に読み取れない。
リーダーの男が、椅子に座る私と同じ高さで、目線を合わせる。