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疼く…
第12章 第7幕 観賞会
俗に マン拓というもの、クリアケースにドレスアップして飾られた。


麻以は 蝋で固められたまま、2階の部屋に放置。

髪を整え、薄化粧をした。唇だけは深紅の口紅をつけるよう渡された。


何時もなら、私の世話をしてくれる助手の方も居ない。

来客の用意に忙しいのだろう。床に座って ガラスに映る自分や、外の緑に目をやっていた。

(外に散歩なんて無理みたい…服もないし、蝋もひとりじゃ剥がしきれないょ。。。)

御主人様の足音だ!

『うん。その口紅、よく似合っているね』

蝋のついたままの麻以に深紅の首輪とブレスレット、アンクレットを嵌めた。両手両足のそれは、枷を兼ねているようだ。


首輪のフックから二股のチェーンが下がり、乳首の蝋を指で弾き飛ばすと、リング状のクリップで挟み、チェーンをかけた。

ウエストにも首輪と同じ輪がまわされ、ガーターベルトのように 前後に計④ヶ所からチェーンがぶら下げられた。


超シースルーの白いネグリジェを着せられ…

『よし!』

と、満足げな主は 廊下のエレベーターに麻以を乗せた。地下へ…

立食パーティー用に、準備は淡々と進められていた。

お客様は10数名で 主と同じ趣向の方々。
今日は麻以の観賞会に招待したお客様。
主に恥をかかせないように。

厳重に注意された。


真ん中に円形の舞台、その中心に、横棒にXの棒(携帯電話の絵/記号のところの印みたい)
奴隷を張り付けるポールが たくさんのスポットライトに照らされている。
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