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妄想実現SMクラブ 「Five Hours」
第10章 抑えられない欲求
「はあはあ…はあはあ…」
私は絨毯の上で横になっていた。手首の縄を解かれた私は、全身の泡を洗い落とされ、ジュンさんに支えられながら、シャワールームを出た。ベッドまで行こうとしたが力尽きて、ここで横にしてもらった。

白いバスローブがかけられていて、うつ伏せのまま裸で手足を伸ばしていた。ようやく呼吸も落ちついて、体の感覚が戻りつつあった。

「美智子ちゃん、大丈夫?」
シャワーを浴び終えたジュンさんが、近付いて話しかけてくれた。

「うん…なんとか大丈夫。」

「よかった。美智子ちゃんがまた寝ないように、起こしておかないとね」

彼は私にかけられていたバスローブを取り、私の両腕をお尻の方にピンと伸ばした。

ビリビリビリ…ビリビリビリ…
とマジックテープを剥がすような音がした。あっ、そういえばそんな道具を見た気がする。そう考えていると、両手首が腰のあたりで、揃えられて左手首、右手首とそれぞれ巻きついてきて、両手首が密着した。
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