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妄想実現SMクラブ 「Five Hours」
第13章 最後の妄想実現
そして彼は食事をしている時に、この妄想実現を最終的に了承してくれた。私は彼に逃げられないように、こんなお願い、信頼できる大切な恋人にしかお願いできない…と強調しておいた。自分から告白をして、条件を付けておいて、なんてひどい女だと自分でも思った。しかし彼が私に本気かどうか、確かめておきたかった。そして恋人同士になり最初に会ったのが今朝だった。

相変わらず彼の縛りは完璧だった。あの体験入店日から縛られてはいなかった。腕、二の腕、脇、足はギッチリと固定されていて解けないだろう。

部屋のエアコンは28度に設定しておいた。でも縄で縛られていると、体が温かくなり
肌が汗ばんでくる。

淳平は今頃ようやく会社に着いて仕事を始めたのだろうか。そう思うと携帯が鳴っていた。彼用に設定した曲が流れて音が消えた。寂しがり屋の私のために電話すると、彼はそういえば昨夜言っていた。
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