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妄想実現SMクラブ 「Five Hours」
第1章 開かれた扉
私は広告から目を離し、テレビ画面を見つめていた。ニュース番組はいつものように国内政治の不安定さを淡々と伝えていた。毎日、毎日、同じことの繰り返し、何か新しい事をしたい…。でもそんな簡単にバイトをするわけにはいかない。
私は警察官という職に就いていた。そのことが私を前に進むことを拒んできた。国立大法学部を卒業後、以前は警視庁捜査一課で刑事をしていた。しかし警視庁内の権力ゲームが嫌になり、5年前に自ら異動願を提出して、現在は23区内の警察署で窃盗・詐欺事件を担当する刑事をしている。
30歳になり経験も積み、順風満帆とはいかないが、環境にも慣れてきた。担当する事件も増え、きちんと結果を残している。これは仕事を失うリスクを冒してもすることなの…私はそう自問していた。
私は警察官という職に就いていた。そのことが私を前に進むことを拒んできた。国立大法学部を卒業後、以前は警視庁捜査一課で刑事をしていた。しかし警視庁内の権力ゲームが嫌になり、5年前に自ら異動願を提出して、現在は23区内の警察署で窃盗・詐欺事件を担当する刑事をしている。
30歳になり経験も積み、順風満帆とはいかないが、環境にも慣れてきた。担当する事件も増え、きちんと結果を残している。これは仕事を失うリスクを冒してもすることなの…私はそう自問していた。