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妄想実現SMクラブ 「Five Hours」
第3章 覚悟できない女
いくらお世辞とはいえ、こんな面と向かって言われると、さすがに照れてしまう。後輩の婦警から、『どうしたら、そんな風になれるんですか?』と言われるより嬉しかった。

「いえいえ。私が想像していたより、綺麗な方でびっくりしています。プロフィールに写真はなかったですから」

彼もペットボトルの水に口を付けていた。

「あっ、そうでしたね。やっぱり写真掲載は怖いので…」

「実際にお会いすると、ごめんなさい…Sっぽいと言われませんか?外見というか、雰囲気がそんな感じします。ハキハキ話す方ですし、いつも冷静で、キャリアウーマンって感じですね」

彼の落ち着いた話し方に、ビジネスライクな雰囲気を感じていた。なにか商談でも始めるかのような話の進め方だった。
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