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第4章 完璧緊縛主義者の男

２本目の縄が背中で繋ぎ合わされているのが分かった。胸下を1本目の時と同様に、縄が２回横切っていた。その縄が背中の方でギュッと締められ、留められた瞬間、胸の下がブラのワイヤーよりも強く締められ、体に密着してきたため、私は「うぅ…」と声が出てしまった。そのはずみで私は左足を絨毯の上に出し、とっさに体を前に動かそうとする。

前に逃げた私を追いかけるように、左脇に縄が強引に通され、胸下の縄に絡められていた。それをジュンさんは後ろから引いていた。胸下の縄が一気に締り、私は背を大きく反らせ、「ァンッ…」という変な声が出てしまう。それに気付いても何もできない、縄によってジュンさんに操られた自分に気付き、胸がものすごく熱くなる。