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第4章 完璧緊縛主義者の男

私の全身はジュンさんによって、とうとう｢完全緊縛｣されてしまった。全身縄だらけにされ、自力で立つことも無理だった。

縄で縛られること、縄で全身を動けないほど縛られること、私の妄想が2つ、今夜実現された。

｢少し休憩にしよう。きっと縛られて疲れてるから…｣
ジュンさんの提案に私は素直に「うん…」と頷いていた。

仰向けの私はジュンさんにお姫様だっこをされた。人生初のお姫様だっこが、こんな場所で、しかもスーツというフォーマルな服装をして、全身を縄で縛られている状態でされてしまう。お姫様だっこを含めると、妄想は3つ実現されたということになる。