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12歳年下の彼とバレンタインする話
第10章 2月14日 バレンタインデー

水曜日は…1回だけって…
そんな暗黙のルールが
あったような…気がするけど……。

2回…しちゃって…たなぁ…と
巴が…終わった後にぼんやりと
彼によしよしして貰いながら、
ぬくぬくの毛布の間で考えていると。

『終わっちゃいましたね……』

そう彼がしみじみと…しながら
終わってしまったと言って来て。
何が終わったんだろう?
えっちの事?とか思ってたら、
何時のにか…0時を過ぎていて。

2024年の2月15日になっていた。

「バレンタインデーは、
また来年も来るよ?」

『来年のバレンタイン……』

「そ、来年のバレンタイン…」

バレンタインデーが終わっちゃって
彼が寂しそうにしてたから、
来年もバレンタイン来るよって
軽い気持ちで言ってみたものの。

来年の…バレンタインは…、
どうなってるんだろう??
今月の次の3連休には、
テラスハウスの物件を彼と一緒に
別の不動産屋さんに見に行くことになってるし。
そこが…気に入れば、3月の末には
入居が可能だと言う…話…だったし。

春からは…同棲を開始する訳で。

『…巴さん…3連休は…
家電量販店に冷蔵庫も…
良いのがあるか見に行きましょうよ。
キッチン見ないと、冷蔵庫の
サイズ決められませんもんね…』

そうだ…家具とか…は…
ベッドは彼の使ってるのあるし。
今ここで使ってるのを…、
居る物だけ…持って行けばいいし。
買い足すのは…冷蔵庫だけって
そんな風に…港斗君が言ってたけど。

『……3月は…3倍返し…ですよね?』

ホワイトデーは3倍返し…?
と言うのは…何か昔から
良く聞く感じ…ではあるけど…。

いつも通って居るエステサロンの
美咲さんにオススメして貰った。
朝食が美味しくて、お部屋が
凄い素敵なホテルピエナ神戸の
ピエナスイートを…彼に
既に…予約して貰ってるから。

「ピエナ神戸…楽しみにしてるよ?」

『神戸はホテル沢山ありますし、
行く先には…困りませんよね?』

今回…バレンタイン…として
一緒にお泊りした、
神戸北野ホテルはたびたび
テレビで紹介される程、
世界一の朝食で有名なホテルだし。

今度行こうねって言ってる、
ホテルピエナ神戸も
朝ご飯のビュッフェで人気のホテルだし。



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