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第1章 ２０２４年２月２日から2月３日

にっこり…と…
満面の笑みを彼が
こっちに向けて来て。

『大丈夫ですよ…、巴さん。
その分…終わったら…
たっぷりと…僕に付き合ってくれたら。
僕はその方が、嬉しいですし、ね？』

……終わるのはいつ頃ですかと
そう質問されてしまって。
大体…一週間……も無い位。
５日間とか…６日間とか…。
それぐらい…だけど…。

丁度…先月末…の１月の３１日は…
生理…になる前の日で、
薄い…出血の…出始めが
僅かにだけ混じる位だったから。
コンドームしないで…、
彼とのセックスを…楽しんだんだけど…。

今日の…金曜日と、明日の土曜日
明後日の日曜日の。
週末の金、土、日の…３日間と
週の真ん中の水曜日は…、
彼が家に泊まりに来る日になっている。

もっと…泊まりたそうだし
自分のアパートにも来て欲しいと
彼が言うけど…、そうなると…
一緒に住んでるのと…同じに
なるんじゃないかって…思うんだけど。

『４日は…不動産屋…に
いい物件あるか、見に行きましょうか？』

彼とは…今月の２６日で、
付き合い始めて６ヶ月になるし。
春から一緒に…同棲を開始する予定で。
先月の…１月に…新年の挨拶に、
それぞれの実家に行った時に…
春から同棲を始めるとは…、
報告済み…だったりは…する…。

『テレビも…ベッドも…
うちのアパートに大きなのがありますし。
今、使ってるこの、脚付きのマットレスは
来客用にしても良いですね』

彼は…家電とか…にお金を
掛けるタイプだから。
掃除機とか…洗濯機とか…
１人暮らしなのに…良い家電を…
ひとしきり…揃えているから。

新しい家電は…買わなくて良い気がする。
むしろ今、うちにあるのが
邪魔になる気がする…なって。

『でも…、冷蔵庫だけは…
２台よりも大きいのに買い替えた方が
電気代も安くなりますし…、
冷蔵庫は…新しい大型のを
家電量販店に見に行きましょうか？』

うちにある今の冷蔵庫が
勿体ない気が凄いするんだけど。
冷蔵庫２台の電気代よりも、
新しい大型冷蔵庫１台の方が
断然お得ですからと、力説されてしまって。

ゴロゴロと…脚付きのマットレスの上で
２人で一緒に寛ぎながら。