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愛欲と追憶の日々
第4章 電話
私は、離婚した後に新たに出会った直樹がいるにも関わらず、タカシの事を好きになっている自分に気づいていた。
別に、直樹に不満があった訳ではない。
恋愛体質の私の心がそうさせたのだろうと思う。
事実、直樹とも仲はとても良く、セックスの相性も最高に良かったのだ。
そんな、新しく彼氏がいるのにも関わらず、私の心はタカシへと向いてしまうのだった。
タカシと何事もない一晩を過ごしてから1週間くらいしてからだろうか。
私は、またタカシにとても会いたいと思うようになっていた。
どうにかして、また会えないだろうか。
そんな事を毎日考える様になっていた。
確かに、また居酒屋みゆきに行けば会えるだろう。
だが、みゆきに行ったとしても、この前の様に話が出来るとは思えなかったのだ。
そんな、悶々としていた夜の事だった。
私の家電の電話が鳴ったのだ。
家電に電話を掛けてくる人など心当たりがなかった。
私は、携帯を持っているので知人からの電話は携帯に掛かってきていた。
どうせ、またセールスか何かだと思っていた。
仕方なく、うるさく呼び鈴を鳴らす家電にノロノロと近寄り受話器を上げた。
「もしもし…」
「はい、どちら様ですか?」
「俺だよ、タカシだよ…」
私は、タカシの聞くと驚いてしまったのだ。
別に、直樹に不満があった訳ではない。
恋愛体質の私の心がそうさせたのだろうと思う。
事実、直樹とも仲はとても良く、セックスの相性も最高に良かったのだ。
そんな、新しく彼氏がいるのにも関わらず、私の心はタカシへと向いてしまうのだった。
タカシと何事もない一晩を過ごしてから1週間くらいしてからだろうか。
私は、またタカシにとても会いたいと思うようになっていた。
どうにかして、また会えないだろうか。
そんな事を毎日考える様になっていた。
確かに、また居酒屋みゆきに行けば会えるだろう。
だが、みゆきに行ったとしても、この前の様に話が出来るとは思えなかったのだ。
そんな、悶々としていた夜の事だった。
私の家電の電話が鳴ったのだ。
家電に電話を掛けてくる人など心当たりがなかった。
私は、携帯を持っているので知人からの電話は携帯に掛かってきていた。
どうせ、またセールスか何かだと思っていた。
仕方なく、うるさく呼び鈴を鳴らす家電にノロノロと近寄り受話器を上げた。
「もしもし…」
「はい、どちら様ですか?」
「俺だよ、タカシだよ…」
私は、タカシの聞くと驚いてしまったのだ。