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愛欲と追憶の日々
第7章 前夫
私は、離婚して別れた後でも前夫の翔と月に2回程度の割合で会っていた。
離婚したのに何故、そんなに頻繁に会っていたのだろう。
今、考えてもとても不思議になる。
翔とは別に仲が悪かった訳ではなかった。
金銭面での価値観がちょっとばかりお互いズレていただけに過ぎなかった。
翔の性格は遊び好きだが、お金に対しては堅実だった。
私は、タカシと関係を持ち、直樹とも関係を持ちながらも翔とも会っていた。
だが、翔とはもう身体の関係はなかった。
そもそも、金銭面だけでなくセックスレス状態だったので私は別れたのだった。
40はしごろとも言うが、私の性欲も衰えてはいなかった。
むしろ、非常に盛んだった様な気がする。
なので、タカシと関係を持ち、直樹とも関係を持っていたのだ。
しかし、私は翔を含む3人に対して罪悪感などは全く感じていなかった。
私は、とても悪い女なのだろうか。
自分で自分が分からなくなる時が時々あったのだ。
そんな、ある寒い日の土曜日だった。
前日の金曜日の夜に、タカシから電話が来たのだ。
タカシは携帯のLINEを使おうとしなかった。
本当に機械音痴だったのかも知れない。
そんな、タカシとの電話でのやり取りの事だ。
「明日の夜、お前に家に行くから…」
「明日の夜?また来ないんじゃないの?」
離婚したのに何故、そんなに頻繁に会っていたのだろう。
今、考えてもとても不思議になる。
翔とは別に仲が悪かった訳ではなかった。
金銭面での価値観がちょっとばかりお互いズレていただけに過ぎなかった。
翔の性格は遊び好きだが、お金に対しては堅実だった。
私は、タカシと関係を持ち、直樹とも関係を持ちながらも翔とも会っていた。
だが、翔とはもう身体の関係はなかった。
そもそも、金銭面だけでなくセックスレス状態だったので私は別れたのだった。
40はしごろとも言うが、私の性欲も衰えてはいなかった。
むしろ、非常に盛んだった様な気がする。
なので、タカシと関係を持ち、直樹とも関係を持っていたのだ。
しかし、私は翔を含む3人に対して罪悪感などは全く感じていなかった。
私は、とても悪い女なのだろうか。
自分で自分が分からなくなる時が時々あったのだ。
そんな、ある寒い日の土曜日だった。
前日の金曜日の夜に、タカシから電話が来たのだ。
タカシは携帯のLINEを使おうとしなかった。
本当に機械音痴だったのかも知れない。
そんな、タカシとの電話でのやり取りの事だ。
「明日の夜、お前に家に行くから…」
「明日の夜?また来ないんじゃないの?」