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愛欲と追憶の日々
第2章 居酒屋
私の自宅の近所には“みゆき”と言う名の居酒屋があった。
自宅から歩いて2~3分のところだ。
“みゆき”なんて名前だとスナックかなにかを思い浮かべる人も少なくはないだろう。
だが、みゆきはスナックではなく主にホルモンを提供する居酒屋だった。
店のママの名前が“美雪”だったので、その名前を付けたらしい。
ママの美雪は年の頃40代後半くらいのぽっちゃりした体系の人だ。
そのママと一緒に飲みたくて来る客も少なくはなかった。
この居酒屋みゆきはホルモンを提供していて、そのホルモンは絶品だった。
そのホルモンを食べにきたくて遠方から来る客も少なくはなかった。
そんなみゆきに足繁く毎日通っていたのがタカシだったのだ。
そんな、ある土曜日のこと。
私は、みゆきに夕方からひとり飲みに行っていた。
私の自宅周辺は畑が多かった。
その畑の真ん中にみゆきはポツンと建っていた。
店自体はプレハブみたいな作りで、赤ちょうちんが下げてあり、入り口にはのれんが掛けてあった。
そののれんをくぐると、会議室で使う机の様なテーブルが2脚繋げて3列均等に置かれている。
店の地面は打ちっぱなしのコンクリートで出来ている。
夏は涼しくて良いかも知れないが、冬はとても寒いだろうと私は思っていた。
まだ、時間が早かったので店にはお客は殆どいなかった。
そんな店に入りひとりで焼酎の水割りを飲んでいた時だ。
1台の原チャリスクーターのエンジン音がして店の前に停まった様だった。
すると、ひとりの背の高いひょろりとした男が店に入って来た。
自宅から歩いて2~3分のところだ。
“みゆき”なんて名前だとスナックかなにかを思い浮かべる人も少なくはないだろう。
だが、みゆきはスナックではなく主にホルモンを提供する居酒屋だった。
店のママの名前が“美雪”だったので、その名前を付けたらしい。
ママの美雪は年の頃40代後半くらいのぽっちゃりした体系の人だ。
そのママと一緒に飲みたくて来る客も少なくはなかった。
この居酒屋みゆきはホルモンを提供していて、そのホルモンは絶品だった。
そのホルモンを食べにきたくて遠方から来る客も少なくはなかった。
そんなみゆきに足繁く毎日通っていたのがタカシだったのだ。
そんな、ある土曜日のこと。
私は、みゆきに夕方からひとり飲みに行っていた。
私の自宅周辺は畑が多かった。
その畑の真ん中にみゆきはポツンと建っていた。
店自体はプレハブみたいな作りで、赤ちょうちんが下げてあり、入り口にはのれんが掛けてあった。
そののれんをくぐると、会議室で使う机の様なテーブルが2脚繋げて3列均等に置かれている。
店の地面は打ちっぱなしのコンクリートで出来ている。
夏は涼しくて良いかも知れないが、冬はとても寒いだろうと私は思っていた。
まだ、時間が早かったので店にはお客は殆どいなかった。
そんな店に入りひとりで焼酎の水割りを飲んでいた時だ。
1台の原チャリスクーターのエンジン音がして店の前に停まった様だった。
すると、ひとりの背の高いひょろりとした男が店に入って来た。