この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
生贄の 人妻
第10章  揺れ動く 心
7時

拓哉がドアを開けて入って来て 

「 ただいま 」

憔悴した顔で麻衣を見て 小さな声で言うと
着替えるため自分の部屋へと 入って行く
会話の無い夕食が終わり 片付けを終えた麻衣は 
紅茶を二つ入れ 拓哉に一つを差し出した

「 ありがとう 」
笑顔を出して 麻衣を見て来る 
拓哉の笑顔を見て麻衣も笑顔で返した時

「 土曜日は? 」

拓哉が 何を聞きたいのか 麻衣は拓哉の顔を見て
拓哉の目の中に歪な光を感じて 首を振り

「 土曜日 部長とホテルで ご飯食べた 」

拓哉が 麻衣と部長が体を重ねたかを知りたがって居る事が
二人で話している時の 拓哉の話し振りからわかって
拓哉を傷つけたくない その思いで麻衣は極力 
その話は避けていた

「 ご飯食べた後は 帰ったの? 」

何時もなら そこで終わる拓哉が
聞きたがって来る

「 部長 お酒一杯飲んだから 泊ったよ 」
麻衣が答えた時 拓哉の目が光った

「 そうしたら 夜は部長と一緒の部屋? 」

悲しそうな目で 麻衣を見て来る 拓哉の目の奥に
悲しさでなく 悔しさ? 嫉妬? 高ぶり?
言いようの無い 理解できない目の光に麻衣は戸惑いを感じ
黙って 頷いた

/570ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ